読書

【ナガツバ流】経営者が効率よく読書をする5つの方法

はじめに

こんにちは「おかねとマネジメントの相談所」所長のナガツバです。

あなたは効率良く本を読む方法で悩んでませんか?

できる社長は1ヶ月に数十冊の本を読むとも言われてます。
なぜ忙しい彼らが数十冊もの本を読むことができるのでしょうか?

僕もこの方法を知るまでは2〜3ヶ月に1冊程度しか読めませんでした。
速読なども試してみましたが、結果的に僕には向いていないなと思いました。

でも、いろいろな速読法を学ぶ中から「この部分は使えるな」と思える部分を拾い、僕なりの速読法を身につけました。

なので、この記事を読んで「ナガツバの言っている通りにやったけど全然できないじゃん!」と言うのは無しでお願いします(笑)
#僕も色々読んで全然できないじゃんと思った一人なので…

この記事から「この部分は使えるな」と思ったところだけを真似してもらえればいいのかなと。あくまでも「ナガツバ流」の読書法であるということを念頭に読んでいただければと思います。

因みに、この方法で本を読むことで今ではビジネス書を1ヶ月で3冊以上読めるようになりました。

一見難しそうですが、このやり方を実際体験したナガツバがわかりやすくその方法を解説いたしますので最後までご覧ください。

【結論】ビジネス書は最初から最後まで読まない。

具体的な読書の方法に入る前にまずはポイントをざっと俯瞰しおきます。

  1. 読書の時間を必ず設ける
  2. ビジネス書は最初から最後まで読まない。
  3. 目的意識を持つ
  4. はじめに→目次→おわりにの順で読む
  5. 自分の興味のあるところから読む。

大きなポイントは「ビジネス書は最初から最後まで読まない」ということです。

ここだけ抑えるだけでも読書の仕方は変わってきますが、最初から最後まで読まないでどうやって読めばいいのか疑問が残るので、ここからポイントを順番に解説して参ります。

❶読書の時間を必ず設ける

ポイントに入る前に、そもそも日本人の読書や学習の現状について少しお話しさせていただきます。

文化庁の「国語に関する世論調査 平成30年度版」によると、47.3%が1か月に1冊も本を「読まない」と回答しています。

文化庁「国語に関する世論調査 平成30年度版」より抜粋・加工

また総務省の「令和3年社会生活基本調査」によると20歳以上の日本人の年間勉強時間は10分となってます。

総務省「令和3年社会生活基本調査」より抜粋・加工

では諸外国と比べるとどうでしょうか?

APAC「就業実態・成長意識調査(2019年)」によると勉強や自己啓発などを何もしていない日本人の割合はアジア平均と比べても高いという調査結果が出ています。

APAC「就業実態・成長意識調査(2019年)」より抜粋・加工

これらの統計資料を見て僕は愕然としました。

「日本人は本を読んでいない、勉強していない…」

かく言う僕も以前そうでした。

時間があればゲームしたりやスマホをいじったり、ひたすら生産性のないことをしてました。

今思うと、あの時間があればもっと人生を豊かにできたのに…

と後悔することもありました。

自分の人生を豊かにしたい。50歳代でFIERを目指す!

と言う目標を立てていたものの、何も行動を起こしていなかったのです。

しかし、後ろばかり見ていても始まりません。

一念発起した僕は、世の中の「成功している人」と言われる人たちが、普段どういう行動をしているのかを調べました。

色々調べていくうちに彼らに共通して言えることがありました。

それが読書をすることなんです。

しかし、僕には疑問がありました。

忙しいはずの彼らが何故読書する時間を確保できるのか?

当時の僕には全く検討もつきませんでした。

そこでさらに調べたところわかったことがありました。

それが、「読書の時間を必ず設けている」ことだったんです。

例えば、ユニクロなどを運営する株式会社ファーストリテイリングの柳井代表取締役会長兼社長は、私生活では朝6時半に会社に出て、16時には仕事を切り上げそのまま帰宅。
帰宅後は読書に時間を費やしていると言われてます。

これをこのまま真似しようとしても正直難しいかなと思いました。

要するに、読書する集中できる時間を作れればいいというふうに僕は解釈しました。

そこで僕がとった行動は…

毎朝4時に起きて読書するという方法でした。

早朝であれば、家族がまだ誰も起きてきませんし、周りも比較的静かで読書するにはもってこいの時間帯なんです。

えっ!朝4時なんて睡眠時間が確保できないから起きられないよ…

と思われた方、そうではありません。

僕はきちんと睡眠時間を毎日6〜7時間程度は確保しています。

睡眠時間の確保の仕方や睡眠については別の機会にでもお話しいたします。

朝の早い時間、家族もまだ誰も起きてこない時間。
この時間が僕にとってはゴールデンタイムなんです。

つまり、誰にも邪魔されない、十分な睡眠をとって頭が冴えている自由な時間に読書することで本を読むことを習慣化していく。

これが僕が体得した「読書の時間を必ず設ける」方法です。

❷ビジネス書は最初から最後まで読まない。

習慣化ができると、本を読むことがご飯を食べることや歯磨きすることと同じようになり脳がパターンを覚え始めます。

しかし、僕にはまだ疑問がありました。

何故成功している人はあんなに沢山の本を読むことができるのか?

そこから僕は、どうすれば沢山の本を読むことができるのかをひたすら調べました。

その結果、分かったことがあります。

それは、成功する人は読書の仕方がそもそも違うということだったんです。

実はほとんどのビジネス書は小説とは異なり、初めから読まなければ分からないというものでありません。

300ページ以上あるビジネス書でも実はエッセンスだけまとめるとほんの数十ページくらいになることもあります。

僕はこのことに今まで気が付かず、最初から最後まで1ページも飛ばさず読んでました。

だから、途中で疲れて眠くなったり、読んだつもりでも頭に内容が入っていなかったりということが多々ありました。

しかし、最初から最後まで読まなくても良いということに気が付いてからは、分厚いビジネス書を読むのも苦にならなくなりました。

あなたも全ページ読破する呪縛に縛られていませんか?

❸目的意識を持つ

では、全部読まなくても良いとなれば、どこに焦点を置いて読めば良いのでしょうか?

そのためには、いきなり本を読むのではなくこの本から何を学びたいのか目的意識を持つことから始めます。

例えば、速読法の本があったとします。

この速読法の本から「何を学びたいのか」「具体的にどんな情報がほしいのか」などをあらかじめ明確にしておくことが重要です。

例えば速読法の本を読む目的を「早く本を読む方法を身につけたい」からだとします。

ポイントはここからもう少し深掘りをしていくことです。

早く本を読む方法を身につけて何を手に入れたいのでしょうか?

このようにして表面的な目的を深掘りすることであなたが手に入れたい本当の目的を明確にすることができます。

そして目的を明確にしてから本を読み始めるのです。

❹はじめに→目次→おわりにの順で読む

ようやく、本を読む準備が整いました。

次に行うのは、著者がこの本で何を言いたいのかをざっくり俯瞰することです。

こうすることで、本書から何を学ぶことができるのかを確認することができます。

いわゆる「鳥の目」というやつです。

やり方は簡単でまずは本書の最初にある「はじめに」を読んでみます。
この「はじめに」の部分で大体の著者が書いているのは自分がこれから本書で述べたいことです。

なので「はじめに」を見ると著者の大体の主張が分かります。

次に「目次」をざっと見ます。
「目次」を読むことで本書の構成がわかり、自分の目的に合った部分がどこに書かれているのか見当をつけることができます。

そして最後に「おわりに」のページを読みます。
わりに」には本書のまとめや大事な部分が再度書かれています。

この「はじめに」→「目次」→「おわりに」の順で読むことで本書の概要があらかた分かるかと思います。

この時点で、最初の目的に合っていなければ本書を読まないという選択もありかと思います。

目的に合わない本を読む時間があれば、別の本を探す時間に費やす方がまだ効率的です。

❺自分の興味のあるところから読む。

本の概要が分かったらいよいよ内容に入っていくのですが、先ほども述べたとおり、最初から順番に読む必要はありません。

あなたの目的に合った章から読み始めるのです。

そのために、目次から全体を俯瞰したわけですから。

親切な本であればその章の重要な箇所は太字で書かれているので、まずは目的の章の太字部分だけをざっくりと読んでいきます。

太字部分を読んだ上でその章を読み始めるのです。

こうすることで、効率的に読書をすることができるようになるのです。

因みに、ここまでこのブログをご覧いただいて気付いた方もいると思いますが、実はこの記事も大事な部分を太字でアンダーラインを引いているので、アンダーラインを引いている部分だけ見てもこの記事の重要な部分が理解でるようになってます。

もっと効率的に本を読むためには

ここまででの方法を真似てみるだけでも充分本を早く読むことができます。

でも、この方法で本を読んでいるともっと効率的に沢山の本を読む方法はないのかと考える人もいるかと思います。

私も実際そうでした。

そこで、最近私がハマっているもっと効率的に本を読む方法をご紹介したいと思います。

それが本の要約サイト「flire」(フライヤー)です。

flireはビジネス書・実用書・教養書からプロライターが10分程度で本の要約が読めるようにまとめているサイトです。

毎日1冊、話題の本や名著が追加されていきます。

要約を見てこの本を読んでみたいと思えば、flireのサイトからAmazonや楽天などのサイトへ行けるのでそのまま本を購入することも可能です。

私も実際使ってみて感じたことは、プロのライターが書いているだけあって非常にわかりやすくまとまっているなと思いました。

本屋さんやネットでどんな内容の本なのか、自分の求めている本なのかを調べるよりも、はるかに時間が効率的に使えます。

また、本によっては音声配信もしているので、例えば電車や車での移動中やウォーキングしながらなどの「ながら聴き」ができる点もポイントです。

忙しい社長だからこそこうした隙間時間も有効に活用してみてはいかがでしょうか。

flireは月1,980円と毎月新書を1冊買う程度の料金でプロが厳選した良書の要約をまとめてインプットすることが可能です。

まずは7日間無料で利用できるのでお試ししてみることをおすすめします。

もっと効率的に本を読みたい方にflireは是非おすすめです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

改めて今回のポイントをまとめると

  1. 読書の時間を必ず設ける
  2. ビジネス書は最初から最後まで読まない。
  3. 目的意識を持つ(本書からどんな知識を得たいのか?)
  4. はじめに→目次→おわりにの順で読む
  5. 自分の興味のあるところから読む。

ということになります。

かの有名な哲学者ソクラテスは読書についてこのように述べています。

本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。

(Employ your time in improving yourself by other men’s writings, so that you shall gain easily what others have labored hard for.)

ソクラテス(起源前470〜399)

本を読むことで、著者の経験を疑似体験し自分自身が成長していけるのであれば、こんなに効率の良い自己研鑽はありません。

ただし時間は有用です。

時間は全ての人に平等に与えられてます。

この有用な時間を成功者はいかに効率的に使うかを考えます。

本を読むことはとても大切ですが、その読み方を工夫することであなたの人生はもっともっと豊かになることでしょう。

と言うことで今回は「経営者が効率よく読書をする5つの方法」についてお話しさせてただきました。

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それではまた。

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