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行動こそがキー!山崎拓巳氏の「人生のプロジェクト」から学ぶ、夢を現実にする戦略

近頃、SNSやテレビで「夢を追い続けること」の大切さを耳にすることが増えました。確かに、持っている夢や目標に向かって努力することは素晴らしいことです。しかし、残念ながら、多くの人は「夢は夢のまま」として、実現の道を進むことができないのが現実です。

あなたも、何か心に描いている夢や目標があるのではないでしょうか?でも、その夢を現実にするための具体的な行動計画は持っていますか?

山崎拓巳氏の著書「人生のプロジェクト」は、まさにその疑問に答える指南書と言えます。この本では、ただ夢を持つだけでなく、その夢を現実にするための具体的な行動計画の立て方や、目標達成のための戦略について詳しく解説されています

この記事では、「人生のプロジェクト」をベースに、初心者でも分かりやすく夢を現実にするための戦略を具体的な例を交えて紹介していきます。夢を追うことはもちろん大切ですが、それだけでは物足りないと感じているあなた。夢を現実に変えるための行動戦略について、一緒に学びましょう。夢と現実の間には、行動という橋がかかっています。その第一歩として、この記事を手始めにしてみませんか?

今回の記事を執筆するにあたり参考にした山崎拓巳氏の「人生のプロジェクト」は以下から購入いただけます。

はじめに: 子供の頃の夢を思い出し、現実に生きる

私たちの心の中には、小さい頃から抱き続けた夢や希望がたくさん詰まっています。たとえば、小学校の卒業文集に「大きくなったら医者になりたい」と書いたあなた、あのころの夢は今、どうなっていますか?もしくは、「この町でお花屋さんを開きたい」と密かに夢見ていた時期があったけれど、忙しい日常に追われ、その夢は遠くなってしまったかもしれません。実際、子供のころに憧れた職業に就いている人の割合は「もうすぐ就けそう」という含めても1割程度のようです。

「まいにちdoda『10人に1人は子どものころに夢見た仕事に就いている? 20代の「将来の夢」大調査!』より引用」

しかし、実はその夢、まだ手の届くところにあるかもしれません。そんな思いを持つあなたに、山崎拓巳氏の「人生のプロジェクト」から学ぶ方法を紹介します。

夢を「事実」に変える

「宇宙飛行士になりたい」という夢を具体的に捉えるためには、まずはその夢の背景にある「なぜ?」を考えてみましょう。宇宙飛行士になりたい理由は、新しい世界を探索したいからか、科学への興味からか。その「なぜ」を掘り下げることで、現実的なステップへと変化させることができます。

たとえば、新しい世界を探索したいという理由であれば、まずは国内の未知の場所を旅してみる、あるいは宇宙に関する学問を学び直すなど、手の届く範囲でのアクションを考えることができます。

一方、「地域のボランティア活動に参加する」という夢は、すぐにでも実行可能です。近くのコミュニティーセンターやNPO団体に問い合わせてみるだけで、あなたの参加を待っているボランティアの機会が見つかるかもしれません。

夢を現実に近づけるための行動

「夢は夢」と諦めずに、具体的な行動に移してみましょう。初めの一歩が最も難しいと言いますが、一度行動を始めると、それまで見えなかった道が見えてきます。山崎氏は、その一歩を「事実」として捉えることの重要性を強調しています。

例えば、「地域のボランティア活動に参加する」という夢を具体的にするためには、「今週末に近くのコミュニティーセンターに問い合わせて、来月からの活動に参加する」という具体的な行動計画を立てることが必要です。

このように、夢を具体的な「事実」に変えて行動することで、あなたの夢は確実に現実に近づいていくでしょう。

夢を“事実”に変換するスキル: 具体的な行動へのマッピング

多くの人が夢や目標を持っているものの、それが抽象的であるために実行に移せずに終わってしまうことがよくあります。「健康的な体を手に入れたい」という夢を持っても、それをどのように実現するかの具体的なプランがなければ、夢は夢のままとなってしまうでしょう。

夢の具体化とは?

「夢を“事実”に変換する」とは、抽象的な目標や夢を具体的な行動やタスクに落とし込むことを意味します。このスキルを身につけることで、あいまいだった目標が明確なアクションに変わり、それを日常の中で実行しやすくなります。

例えば、「健康的な体を手に入れる」という目標があるとします。これは抽象的で、どのような行動をとれば達成できるのかイメージが湧きにくいかもしれません。しかし、この目標を「1ヶ月後にはウエストを2cm細くする」「毎日30分ウォーキングをする」といった具体的な「事実」に変換することで、達成するための方法が明確になります。

この具体的な「事実」としての目標設定は、自分の進捗を明確にトラッキングできるため、モチベーションも維持しやすくなります。毎日のウォーキングの中で、自分の体の変化を実感することができれば、更なる行動の励みとなるでしょう。

夢を“事実”に変換するステップ

  1. 目標の明確化
    まず、あなたの目標を明確にしましょう。具体的な数字や期限を設定することがポイントです。
  2. 行動の分解
    目標を達成するために必要な行動をリストアップし、それをさらに小さなタスクに分解します。
  3. 日常のルーチンに組み込む
    分解したタスクを日常のルーチンの中に組み込み、毎日実行するように心がけましょう。

山崎氏は、このように目標を具体的な「事実」として設定することで、行動の方向性を明確にし、夢を現実に近づけるための行動を実際にとることができると強調しています。あなたもこのスキルを活用し、夢を現実のものとして手に入れるための第一歩を踏み出してみませんか?

夢を現実にする3つの目標ステージ: 段階的に目標をクリアするための戦略

目標設定は多くの人にとって、とても大切なプロセスです。しかし、「目標を達成できない」と感じることもしばしば。そんなとき、山崎氏の提唱する3つの目標ステージを活用することで、確実に夢を現実に近づけることができます。

A目標: 喜びを感じる目標

A目標は、もしもかなったら小躍りするほど嬉しい目標。つまり達成することで大きな喜びや達成感を感じることができる目標です。例えば、「月に一冊の本を読む」という目標。これは読書好きな方にとっては喜びを感じるアクションであり、毎月新しい知識や視点を得ることができるため、成果を実感しやすいです。

B目標: 少しの努力で達成可能な目標

B目標は、ちょっとがんばれば達成できるかもしれない目標。つまり、日常の中で少し意識して努力すれば達成可能な目標です。例えば、「毎日10ページ読む」という目標は、毎日の習慣に組み込むことで、月に一冊の本を読み終えることが容易になります。このステージは、継続的な行動を促す鍵となります。

C目標: 確実に達成する自信がある目標

最後に、C目標は、絶対いける自信がある目標。つまり、非常に現実的で、自分の中で確実に達成できるという自信がある目標です。例えば「毎週末には読書の時間を作る」という目標は、週の中で特定の時間を確保することを意味し、達成のための具体的な行動計画が立てやすくなります。

3つのステージを利用した目標達成のコツ

これら3つの目標ステージを組み合わせることで、大きな目標も小さなステップに分解し、段階的に取り組むことができます。まず、大きなA目標を設定し、それを達成するための日常の行動としてのB目標、さらにその具体的な実行方法としてのC目標を設定することで、一貫した行動計画が作れます。

この3ステージの戦略を活用することで、難しく感じる目標でも、具体的で実行しやすいタスクに分解して取り組むことができるようになります。あなたの夢も、この方法を用いて確実に現実に近づけていきましょう。

一歩一歩近づく: ゴールまでの小さなステップのアプローチ

人は大きな目標や夢に直面したとき、圧倒されることがしばしばあります。それは、そのゴールがあまりにも遠く、手が届かないように感じるからです。しかし、成功者たちは何か秘密の方法でそのゴールに到達しているわけではありません。彼らが行っているのは、大きな目標を小さなステップに分解し、それを一つ一つクリアしていくアプローチです。

イチロー選手の言葉を思い起こす

例えば野球のレジェンド、イチロー選手は 2004年にメジャーリーグの年間安打記録を破ったときの記者会見で次のように話してます。

「小さいことを積み重ねる事が、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」

この言葉は、目標達成の道すじを示しています。千里の道も一歩から。その一歩を踏み出すことで、次の一歩、次の一歩と進んでいけます。

英語を流暢に話す夢を例に

例として、「英語を流暢に話す」という目標を考えてみましょう。この目標は非常に大きく、初心者には特に到達するまでの道のりが遠く見えます。しかし、この大きな目標を「毎日5単語覚える」という小さなステップに分解することで、毎日の学習が具体的かつ達成可能になります。一年後を考えると、それは1,825単語。この数なら、基本的な会話を楽しむことができるレベルと言えるでしょう。

小さな成功体験がもたらす効果

また、小さなステップを通して日々の小さな成功体験を積み重ねることは、自信を育て、モチベーションを保つ上でも大切です。毎日5単語を覚えたときの達成感、それを1週間、1ヶ月と続けた時の自己成就感は計り知れません。

山崎氏の提言するように、ゴールに到達するためのステップは、一つ一つ小さいものであることが多い。しかし、それらを積み重ねることで、遠くに見えた大きなゴールも手の届く距離に近づくのです。

あなたが抱える大きな目標や夢も、今日から一歩一歩、小さなステップを踏み出して、それを現実にしていきましょう。

行動への確固たる決意

私たちが日常的に抱く多くの夢や目標は、しばしば「考えるだけ」の段階で終わってしまいます。アイデアや願望が頭の中でぐるぐると回っていても、それを実現するための行動を起こさない限り、夢はずっと遠くのものとして存在し続けるでしょう。山崎氏は、この行動の大切さを力説しています。

行動することの意義

考えることは、夢や目標を形にする最初のステップです。しかし、考えたことを実際の行動に移さなければ、その夢は実現しません。言い換えれば、行動こそが夢や目標を現実のものとする鍵であり、それを手に入れるための直接的な方法です。

ダイエットを例に取る

ダイエットを例に考えてみましょう。多くの人が「痩せたい」と考えている一方で、その思いを行動に移すことができずにいる人も少なくありません。例えば、「明日からダイエットを始める」と思っても、その「明日」がなかなか来ないことはよくある話です。

しかし、山崎氏の提言するように、具体的な行動を「今すぐ」起こすことで、目標達成への第一歩を踏み出すことができます。ダイエットの場合、「今夜のデザートを我慢する」や「明日の朝、10分だけ散歩をする」といった小さな行動が、最終的には大きな結果をもたらすことになるのです。

行動の力

なぜ行動がこれほどまでに強力なのか。それは、行動には自分自身を変える力があるからです。一度行動を起こすことで、それが習慣となり、次第に大きな変化を生み出していきます。

山崎氏の言葉を借りれば、夢を現実に近づける最も効果的なステップは「行動」です。考えるだけでは得られない結果や喜びが、行動を通じて手に入ることを実感することでしょう。

あなたが抱く夢や目標も、確固たる決意を持って行動に移すことで、現実のものとして実現可能です。今日、この瞬間から、その第一歩を踏み出してみませんか。

行動こそがキー: なぜ待っているのか?

人はなぜ、自分が目指す夢や目標に向かって行動を起こすのか、という疑問は非常に深いものです。特に、その行動の背後には、心の奥深くに秘められた「なぜ」が潜んでいます。山崎氏は、この「なぜ」を深く掘り下げ、それを明確にすることの重要性を説いています。

動機の大切さ

行動の背後にある動機や情熱は、まるでコンパスのような役割を果たします。正しい方向へ導いてくれるこのコンパスがなければ、私たちは迷子になりやすくなります。例を挙げれば、英語を学びたいと思ったとき、その背後に「海外の友人とのコミュニケーションをスムーズに行いたい」という明確な理由があれば、学習の過程での障害や挫折があっても乗り越えていく力を持つことができます。

挫折のリスク

逆に、「英語が話せたらいいな」というあいまいな理由だけでは、その学習に取り組むモチベーションが低くなりがちです。具体的な目的が見えず、学習の過程での困難や挫折に直面したとき、諦めてしまうリスクが非常に高まります。

夢への「なぜ」を明確に

山崎氏は、このようなあいまいな動機ではなく、自分の夢や目標に対する明確な「なぜ」を持つことの重要性を強調しています。この「なぜ」は、日々の行動や努力を支え、継続的な取り組みを促進する大きな力となります。目標達成のための行動は、この「なぜ」が明確であればあるほど、有効で持続的なものとなるのです。

締めくくりとして、夢や目標を実現するためには、単に行動するだけでは足りません。その行動の背後にある強い「なぜ」を明確にすることで、より効果的かつ継続的な行動を起こすことができるのです。

まとめ: 夢を現実にするための行動戦略

いかがでしたでしょうか。

夢を持つことは美しいことですが、それを現実にするためには具体的な行動が求められます。今回は山崎拓巳氏の「人生のプロジェクト」をベースに、その行動の価値と方法をご紹介いたしました。

夢の現実化と行動の鍵

たとえば、あなたが「世界中を旅する」ことを夢見ているとしましょう。その夢をただ見ているだけでなく、具体的なアクションプラン、例えば「毎月1万円を旅行費用として貯金する」といったステップを設定することが大切です。

「事実」としての目標

目標を具体的な「事実」として捉えることで、夢は遠くの抽象的なものから、手の届く現実へと変わります。例えば「英語を話せるようになる」という目標を、「毎日5単語を覚える」という具体的な行動に変えることができます。

動機の確認と行動の重要性

そして、この行動を継続するためには、「なぜこの目標を達成したいのか」という動機が明確である必要があります。自分の中の情熱や動機を常に確認し続けることで、行動は持続的になり、夢への道のりも明確になります。

あなたの夢を現実に

最後に、この記事を読んでいるあなたへ。

あなたの心の中にある夢や目標、それに対する「なぜ」をもう一度思い返してみてください。その答えが、あなたの行動をサポートし、夢を現実のものとする大きな力となります。

著者は本書でこのように書いてます。

成功の反対は失敗ではない。
成功は必ず失敗の延長線上に存在している。

一番避けたいのは、やらずに後悔すること。
思っていても、変わらない。はじめないと、はじまらない。

考え込むより行動。動けば自然に見えてくる。
怖がらなくてもいい。
死ぬこと以外はかすりキズだ。

はじめよう! 

(山崎 拓巳 著 (2007年)『人生のプロジェクト』サンクチュアリ出版より引用)

著者が一貫して話しているのは、「行動こそが夢を現実にする鍵」ということ。今、この瞬間からでも遅くはありません。夢を現実にするための第一歩を、勇気を持って踏み出してみましょう。

今回の記事を執筆するにあたり参考にした山崎拓巳氏の「人生のプロジェクト」は以下から購入いただけます。

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それではまた。

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