お金

「親子で楽しむ!お金の教育&子供向け勉強法: 知識から実践まで徹底ガイド」

こんにちは「おかねとマネジメントの相談所」所長のナガツバです。

近年、子供へのお金の教育の重要性がますます高まっています。
しかし、子供に適切なお金の勉強方法が分からず、親子で楽しみながらお金の教育を行いたいと悩む親御さんも多いことでしょう。
お金の教育は将来の人生に大きな影響を与えるため、親として子供にどのようにお金の知識やスキルを教えるべきか迷いますよね。

この記事では、「お金」「子供」「勉強方法」というキーワードを軸に、親子で楽しみながらお金の教育ができる方法を徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、子供に適切なお金の教育を行い、将来の人生設計に役立てるための知識とスキルを身につけることができます。

さまざまな視点からお金の教育方法を学び、親子で共有できる楽しいアクティビティや実践的なアドバイスを提供いたします。
ぜひ、この記事を参考に、お子様へのお金の教育を始めてみてください。
今後の子供のキャリア選択や人生に大きな影響を与えるお金の教育を、親子で楽しみながら取り組んでみましょう。

それでは、本文を読み進めて、親子で楽しむお金の教育と子供向け勉強法について学んでいきましょう。

はじめに

お金の教育の重要性

お金の教育は、子供が社会で自立する上で不可欠なスキルです。

適切なお金の教育を受けた子供は、お金の価値や節約の重要性を理解し、将来的に責任ある消費者や投資家に成長します。

また、お金に対する正しい知識と態度を身につけることで、借金や無計画な消費による経済的困難に陥るリスクを減らすことができます。

国民生活センターによると、多重債務の相談件数は2019年以降、年間2万件を超える相談があり、金融教育の必要性がますます高まっています。

子供の年齢別お金の学習方法

子供の年齢に応じて、お金の教育方法は異なります。

幼児期には、お金の概念や価値を理解するための簡単なゲームやおもちゃを使って学びます。

例えば「おままごと」や「お買い物ゲーム」を活用しましょう。

これらを通じて、子供は物品とお金の交換や貨幣の価値を理解し始めます。

小学生には、おこづかい制度を導入して、子供に一定額のおこづかいを与え、自分で管理させましょう。また、おこづかい帳の作成を子供と一緒に行うことで、収入と支出のバランスや節約の重要性を学びます。
例えば、貯金箱を使って目標金額を設定し、その目標に向けて貯金する習慣を身につけさせることができます。

中学生・高校生になると、アルバイト体験を通じて、自分の労働による収入を得ることで、お金の価値や労働の尊さを実感させることができます。また、家計管理や将来の計画に関するディスカッションを親子で行うことで、責任感や自立心を養います。
例えば、家族で一緒に家計の見直しを行い、節約方法や投資について話し合うことが有益です。このように年齢に応じた学習方法を選択することで、子供がお金の教育に興味を持ち、効果的に学べるでしょう。

お金の基本的な概念の教え方

収入と支出の概念

お金の基本的な概念を教える際には、まず収入と支出について理解させることが重要です。
収入と支出のバランスを理解することで、子供はお金の管理方法や節約の重要性を学び、将来的に自立した金銭管理ができるようになります。

そのためには先ほどの章でも書いたとおり、例えばあなたのお子様が小学生であれば、家庭でおこづかい制度を導入することで、子供は収入(おこづかい)と支出(お菓子やおもちゃなどの購入)のバランスを意識することができます。

さらに、おこづかい帳を作成させることで、子供は収入と支出の具体的な数字を把握し、節約の重要性を実感できます。こうしたことを通じて、お金の基本的な概念となる、収入と支出のバランスを理解させることが重要です。

貯金と投資の基本

お金の教育では、貯金と投資の基本も教えることが大切です。

貯金は、将来のためにお金を蓄える行為であり、緊急時の資金や目標達成のために役立ちます。
一方、投資は、お金を増やすために資産(株式や投資信託など)に投じる行為です。

子供には、貯金の重要性を説明し、定期的にお金を貯金箱や銀行口座に入れる習慣を身につけさせましょう。
投資については、高校生くらいから簡単な投資ゲームやアプリを使って、リスクとリターンの関係を学ぶことが適切です。

また、最近では国も積極的に投資を促しています。
NISAは非課税枠を活用しながら投資を行うことができる国の制度ですので、最大限に活用しましょう。

また「ジュニアNISA」という制度もあります。
ジュニアNISAにはついてはこちらの記事も参考にてしてみてください。

貯金と投資の違いについて

お金の教育において、貯金と投資の違いを理解することが重要です。

貯金と投資は、お金を増やすための異なる手法であり、リスクやリターンも異なります。
これらの違いを理解することで、子供は将来のお金の管理や資産形成に役立つ知識を身につけることができます。

貯金は、銀行や郵便局などに預けることで、利息が付く安全な方法ですが、リターンは比較的低いです。
一方、投資は株式や債券、不動産などにお金を投じることで、利益を得る方法ですが、リスクも伴います。

子供には、貯金と投資の違いやそれぞれのメリット・デメリットを説明し、将来の資産形成について考えさせることが大切です。

上記のとおり、お金の教育においては、貯金と投資の違いを理解することが重要です。この理解により、子供は将来のお金の管理や資産形成に役立つ知識を身につけることができます。

子供向けのお金に関する書籍

子供向けのお金に関する書籍は、学習効果を高めるための教材として役立ちます。
また分かりやすい言葉やイラストを用いてお金に関する知識を伝えるため、子供が興味を持ちやすく理解しやすいです。
それでは年齢別のおすすめの書籍を紹介いたします。

幼少期におすすめのお金の書籍

「わにのだんす」
著者:今井雅子
絵:島袋千栄
出版社:エンブックス

ダンスが大好きなわにが、踊りながらお金を貯めて、欲しい物を買うお話です。お金で買えるものと買えないものを教えてくれる心温まる絵本となっています。
ダンスの場面は楽しそうで、読み手も一緒に楽しめるような雰囲気があります。
全体的にリズムよく進んでいるので、読む人も聞く人も心地よく感じるでしょう。

小学生におすすめのお金の書籍

「学校では教えてくれない大切なこと3 お金のこと」
著者:関 和之 (イラスト)
出版社:旺文社

「アフロ先生」というアフロヘアーが特徴的な先生が、小学3年生向けにお金について教えるマンガがあります。
楽しく読めるように作られているので、お金の勉強が苦手でも大丈夫です。
偽造や貸し借りなど、やってはいけないこともユーモアを交えて説明されています。
文字を読むのが苦手な子どもやマンガが好きな子どもにおすすめです。

中学生・高校生におすすめのお金の書籍

「漫画 バビロン大富豪の教え」
著者:ジョージ・S・クレイソン
出版社:文響社

「バビロン大富豪の教え」は、世界中でベストセラーとなっており、100年以上も読み継がれています。
この本を読むことで、お金に悩まされず自由な人生を送るための真理を、漫画の形で簡単に学ぶことができます。
この本には、古代バビロニアから伝わる「人類不変の知恵」が書かれており、金儲けのテクニックではなく、資産を増やし、お金に縛られず充実した人生を送る方法が紹介されています。
お金の本をまだ読んだことがない人でも読みやすく、普段本を読む習慣がない人にもおすすめです。

お金と投資の感覚を身につけるゲーム

キャッシュフロー・フォー・キッズ 日本語版 -金持ちが、お金について自分の子どもに教えていること

『キャッシュフロー・フォー・キッズ』は、子どもが楽しみながらお金を上手に使う方法を学べるボードゲームです。子どもと一緒に遊ぶことで、資産を築くスキルや投資の知識を身につけ、豊かな未来を築くことができます。このゲームは、お金に関する基本的な知識を教えてくれる大切な教材です。

まねぶー

「まねぶー」は無料の幼児・子供向け知育アプリで、実在する企業のお店で遊びながらマネー学習ができます。

3歳~8歳の子供が、お仕事やお買い物ごっこを通じて社会やお金の仕組みを学べます。
また、親子のコミュニケーションが増えるような仕組みになっており、お子様の好奇心や関心から学びに繋がります。

遊び方は、お仕事ゲームでアプリ内通貨「マネブ」をもらい、お買い物でゲームアイテムを集めると家が大きくなり、町がにぎやかになります。
町のゴミを拾い、環境を守ることもできます。

まねぶー - 知育に最適なごっこ遊びゲームアプリ

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ハロマネ

ハロマネはおこづかいの収入や支出管理ができるアプリで、日々のお手伝いの報酬や使い道を管理し、正しい金銭感覚を身につけるのに役立ちます。

また、為替レートを利用してドル円変換のシミュレーションができる特徴があり、円安など複雑な仕組みを小学生でも早い段階で学ぶことができる金融教育アプリです。

ハロまね ~親子で学ぶ、こどものお金管理~

ハロまね ~親子で学ぶ、こどものお金管理~

三井住友カード株式会社無料posted withアプリーチ

親子で学ぶお金の教育

親子で取り組むお金の教育方法

親子で一緒に買い物に行ったり、おこづかい帳をつけることで、子供に収入と支出のバランスを学ばせることが大切です。
また、おこづかい制度を導入し、子供が自分でお金を管理する練習をさせることも重要です。

親のお金に関する教育姿勢

親自身が節約や貯金に励み、お金に対する正しい価値観を持つことが大切です。子供にお金の教育をする際には、親の考え方や行動が大きな影響を与えるため、親自身がまず勉強し、理解を深めましょう。

金銭感覚を育む家庭環境の作り方

家庭環境で金銭感覚を育むためには、お金に関する話題を日常的に取り入れることが大切です。
例えば、家族でお金に関するニュースや映画を観たり、貯金目標を共有したりすることで、子供に金銭感覚を自然と身につけさせることができます。

お金に関する成功事例・失敗事例

お金を上手く管理して成功した有名人のエピソード

ウォーレン・バフェットは、世界的に有名な投資家であり、お金を上手く管理して成功を収めた代表的な人物です。彼は若い頃からコツコツとお金を貯め、投資に取り組む姿勢を持ち続けました。

彼が投資の道を歩み始めたきっかけは、彼が若い頃に読んだベンジャミン・グラハムの著書「インテリジェント・インベスター(賢明なる投資家)」でした。
その後バフェットは、グラハムのもとで学び、投資の基本原則を身につけました。

バフェットは、長期的な視点で投資を行い、耐え難い短期的な損失にも動じない強い心を持っていました。そして彼は、企業の基本的な価値を評価し、割安な株を見つけて投資する「バリュー投資」を実践しました。

バフェットから学べる成功のコツは、コツコツと貯金し、感情に流されず長期的な視点で賢く投資することがいかに大切かということです。

ウォーレン・バフェットも感銘を受けた投資家の教科書とも言われる「インテリジェント・インベスター(賢明なる投資家)」はこちらから。

お金の失敗談とその教訓

お金に関する失敗談は多く、その中でもクレジットカードの使いすぎや無計画な投資による借金がよくあるケースです。

例えば、クレジットカードを利用し、高額な買い物を繰り返してしまい、借金が膨らむことがあります。
特にリボ払いは支払額を毎月一定額に均等化することで返済の負担感を軽減させれるように思われますが、利息が毎月10%程度かかるため総支払額は大きくなり、一度リボ払いを選択すると利息負担が大きく完済するまで時間がかかります。
そのためリボ払いは利用しないことが重要です。
また、株や仮想通貨への投資で、リスクを考慮せずに大きな損失を被ることもあります。

これらの失敗談から学べる教訓は、お金を使う際には計画的に行動し、リスク管理をしっかりと行うことの重要性です。
クレジットカードの利用には自己管理が求められ、投資においてはリスクとリターンのバランスを考慮することが大切です。

子供がお金の価値を学んだ感動的な話

子供がお金の価値を学ぶエピソードの一つに、ある少年が自分で稼いだお金を使って親にプレゼントを贈った話があります。

彼は夏休みにアルバイトをしてお金を稼ぎ、そのし、そのお金を大切に使うことを決意しました。
ある日、彼は母親が欲しがっていたアクセサリーを見つけ、自分のお金でそれを買ってプレゼントしました。
母親は喜び、彼が自分で稼いだお金でプレゼントを選んだことに感動しました。

このエピソードは、子供がお金の価値を学び、お金を使うことで他人を喜ばせることができるという重要な教訓を教えてくれます。
このような感動的な話は、親子で共有し、お金に対する正しい価値観や使い方を子供に伝える良い機会となります。

親が子供にお金の教育を行う際には、成功事例や失敗談だけでなく、感動的な話も交えながら、お金の大切さや適切な使い方を伝えることが重要です。
これによって、子供たちはお金に対する興味や理解が深まり、自分たちの金銭感覚を育てることができるでしょう。

子供向けの金融関連イベント

企業主催の金融教育プログラム

一部の金融機関や企業が、子供たち向けの金融教育プログラムを開催しています。

例えば、銀行が子供たちを対象にした貯金教室を実施したり、証券会社が投資に関する講座を提供することがあります。

こうしたプログラムは、子供たちがお金に関する基本的な知識を身につけるだけでなく、実際に貯金や投資を始めるきっかけを提供してくれます。

親子で参加できる金融イベント

親子で参加できる金融イベントも増えています。
こうしたイベントでは、親子で一緒にお金に関する知識やスキルを学ぶことができます。

例えば、日本銀行では定期的に親子見学会などを開催しています。

また、「キッズマネースクール」では、セミナーを通じて子供たちに「お金の大切さ」「親への感謝」、そして「お金はありがとうと交換するもの」という価値観を学ばせています。

これにより、家族の大切な時間を共有し、働くことの大変さを理解し、「お金の大切さ」と「お金=ありがとう」の考え方が自然と身につくようになります。

このような金融イベントに親子で参加することで、お金に対する意識や価値観を共有し、金銭感覚を育む家庭環境を築くことができます。

親子で金融イベントに参加することは、子供たちがお金に関する知識やスキルを身につけるだけでなく、親御さん自身も金融教育に関心を持ち、家庭での金融教育をより一層充実させるきっかけとなります。

子供向けの金融関連イベントは、お金や金融についての理解を深め、貯金や投資などのお金の管理方法を学ぶための貴重な機会です。

これらのイベントを通じて、子供たちは金銭感覚を養い、将来的に自立した大人に成長するための土台を築くことができます。

親御さんは、子供向けの金融関連イベントに積極的に参加することで、子供たちの金融教育をサポートできます。

また、親子で参加できるイベントに参加することで、家族全体でお金に対する意識を高め、家庭内での金銭感覚を向上させることができるでしょう。

最後に、子供向けの金融関連イベントや教育プログラムは、時代や社会状況に応じて変化していくことが予想されます。

親御さんは、これらのイベントやプログラムにアンテナを張り、子供たちに最適な金融教育を提供することが大切です。

子供たちがしっかりとした金銭感覚を身につけることで、将来のお金の問題に対処できるようになり、より豊かな人生を送ることができるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
それでは今回の記事のまとめです.

お金の教育の重要性の再確認

お金の教育は、子供たちが将来的に自立し、社会で生き抜く力を身につけるために不可欠です。
金銭感覚を身につけることで、子供たちは自分の収入と支出を適切に管理し、貯金や投資によって資産を築くことができます。
親御さんは、子供が幼い頃からお金に関する教育を受けることで、将来のお金の問題に対処できるようにサポートすることが大切です。

これからのお金の教育の展望

お金の教育は、これからもさまざまな形で進化し続けるでしょう。

オンライン教材やアプリを活用することで、子供たちは自宅で手軽に金融知識を学ぶことができます。
また、企業主催の金融教育プログラムや親子で参加できる金融イベントも増えることが予想されます。これらの取り組みを通じて、子供たちの金融教育がより一層充実し、金銭感覚を身につける機会が増えるでしょう。

親子で楽しく学ぶお金の教育のポイント

親子で楽しく学ぶお金の教育のポイントは、子供たちが興味を持って取り組める教材や方法を選ぶことです。

年齢に応じた学習方法やお金に関する書籍、アプリを活用することで、子供たちは楽しみながらお金の知識を身につけることができます。

また、親御さん自身もお金に関する教育姿勢を見直し、子供たちに良い金銭感覚を身につけさせる家庭環境を築くことが重要です。

親子で一緒にお金の教育に取り組むことで、家族全体の金銭感覚が向上し、より豊かな生活を送ることができるでしょう。

それではまた。

最後にもう一冊、親子でお金のことを学ぶための良書をご紹介いたします。

「夢と金」
著者:西野 亮廣
出版社:幻冬舎

まえがき

「夢か?金か?」という議論をキミのまわりの連中は繰り返すだろう。
耳を傾ける必要はない。あんなのは全て寝言だ。

「夢」と「お金」は相反関係にない。僕らは「夢」だけを選ぶことはできない。
「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ。

もしも、キミの両親や学校の先生が「お金の話をするな。はしたない」と言ったなら、彼らのことは軽蔑した方がいい。

もしも、貴方が子供達に対して、そのような言葉を過去に一度でも吐いたことがあるのなら、猛省し、子供達に正面から謝罪した方がいい。

日本の「自殺率」「自殺の原因」「犯罪の動機」を見ると、それがいかに畜生道に落ちた言葉なのかが分かる。

貴方の言葉は、自殺と犯罪の後押しだ。
貴方の言葉は、「夢」を殺す作業だ。

なぜ、貴方は夢を諦めた?
なぜ、貴方は他人を妬む?
なぜ、いい歳して不毛なアンチ活動に励む?

答えは分かっているだろう?
だったら、なぜ、それを子供達になぞらせる? 

逃げるな。

今、この国に足りていないのは『希望』だ。
希望をもつためには、夢を語り、「お金」を学ぶ必要がある。
子供は勿論、子供に背中を見せなければいけない大人もだ。

「金の話ばかりしやがって」と言うのなら、分かった。
だったら、僕よりも大きな夢を語り、行動している人間を連れてきてくれ。
それができないのなら、話を聞いて欲しい。

耳障りの良い話はしない。
夢を繋ぐ為の本当の話をする。80分あれば十分だ。

西野亮廣(キングコング)

西野亮廣著「夢と金」 まえがきより引用

子供達だけではなく、大人もしっかりお金のことと向き合わなければ夢は叶えられないことを熱く語っている一冊です。

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